美味しく食べるには解凍が決め手!!
蟹は「ボイル」と「生」で解凍方法のポイントが違うって知っていましたか?
ボイルした蟹の解凍ポイントは、ゆっくり時間をかけて、乾燥させないこと!
当店の商品は、船上にて鮮度の良い状態のままその場で活〆し、すぐボイルをしています。その茹であがったばかりの蟹を選別し、エアブラスト製法(急速冷凍の方法)で凍結したものを、北海道の工場にて加工し当社で一つ一つ丁寧に検品をしています。だからこそ!塩味は程よく、旨味が濃い商品になっています!
しかし、解凍するときに、暖房の近くの熱いところに置いたり、ドライヤーをあてたりなど、急激な温度変化を加えてしまうと、旨味が逃げたり乾燥したりしてパサパサになってしまいます。
せっかく食べるなら、「おいしく食べたい!」と思われる方が多いと思います。上手に解凍することで、船上で茹であがった状態の蟹に近い風味を味わうことができますよ!
ボイルした蟹の解凍の仕方
冷凍保管時の乾燥を防ぐためカニの表面に「グレース」と呼ばれる氷の膜が付いています。
①食べる分量だけカニを取り出し、約1分間、流氷に当て「グレース」を落としてください。
②グレースが落ちたら、キッチンペーパーや新聞紙などで蟹をくるみます。(解凍時に水分が出るため)
③ビニール製の密閉袋などに入れ、乾燥を防ぎます。
④解凍した水分が冷蔵庫内を汚すことがあるため、ボウルやバット皿などに置き、約12~24時間かけて冷蔵庫でゆっくり自然解凍してください。どうしても早く解凍したい場合はできるだけ涼しい部屋(15度~20度の室温)で3~6時間程度かけて解凍しましょう。(風味は若干落ちることがあります)
⑤8割程の解凍状態となれば食べ頃となります。
すでに塩ゆでしてありますので、そのままお召し上がり頂けます。
注意すべき事項
※急いでいる場合でも熱湯や電子レンジ、ドライヤー等で解凍しないでください。(急激な温度変化は品質を低下させる原因になります)
※解凍後の再凍結は品質が損なわれますのでご遠慮ください。
生の蟹の解凍ポイントは、短時間で行い、蟹を直接水に浸さないこと!
当店の商品は、500gずつ1袋にまとまっている商品です。生ズワイガニや生タラバガニの殻を食べやすいようにカットしているものをポーションと呼び、蟹の表面にはグレースという氷の膜が張られており、カニの風味を保ったりカニ身の乾燥を防いでいます。この処理のメリットは、解凍しても風味が損なわれにくいことです。解凍法にはコツがあり、ポイントは①短時間で解凍すること。②直接水に浸さないこと。この2点です。特にズワイガニでは解凍じ時間をかけすぎると生臭くなったり、身が崩れたり黒っぽく変色(黒変)してしまいます。黒変は、衛生面や味的には問題ありませんが、見た目が悪くなってしまうというデメリットがあります。
せっかく食べるなら、「おいしく食べたい!」と思われる方が多いと思います。上手に解凍することで、新鮮な蟹の味を楽しめますよ!
生ポーションの解凍の仕方
①生ポーションは流水や氷水で解凍します。まずは、水を張ったボウルに袋のままのポーションを浸けます。ボウルは500gのポーションが1~2個入る大きめサイズを準備してください。
②ボウルの中で袋に入った生ポーションに水道水を当てながら、10~15分ほど流水で解凍します。袋から蟹を出して水に浸して解凍してしまうと旨味が流れ出しますので、必ず袋に入ったまま解凍して下さい。
③流水解凍は所定の時間が経過したら、袋の上からポーションを触ってみます。ポーション全てのグレースが溶けて、中心部分だけが硬い半解凍の状態になっていたらOKです。生ポーションを完全に解凍してしまうと、カニの旨みがグレースと一緒に流れ出てしまうので注意してください。グレースがなかなか解けず、無理やり手ではがそうとすると身がちぎれてしまうので、気を付けましょう。
④食べ残してしまった時は再び冷凍しないようにしましょう。食べ残しを再冷凍すると生臭くなったり、乾燥してカニ身がパサついてしまいます。必ず食べる分だけを解凍し、食べない分は解凍せずに冷凍庫で保存して下さい。